こんにちは、山本です。私たちの研究室では、ソフトマターと生命現象の理論モデル化に注力しています。
私たちのチームは、教員、研究者、学生、研究員など20名以上のメンバーで構成されており、
全員が一体となって働いています。
少しでもご興味がありましたら、お気軽に研究室にお越しください。メンバー全員が温かくお迎えします。
私たちは、主にコンピュータシミュレーションの手法を用いて、複雑流体やソフトマター(複雑流体、ポリマー、コロイドなど)のさまざまな輸送現象に取り組んできました。分子動力学(MD)シミュレーションやモンテカルロ(MC)シミュレーションとして知られるミクロシミュレーションは、一般的に材料シミュレーションに広く使用されています。しかし、このようなミクロシミュレーションでは、複雑流体やソフトマターの重要なシミュレーションを実行するために膨大な計算時間が必要になる傾向があります。これは、これらの複雑なシステムでは、メソスケールまたはマクロスケールの現象が特に興味深いことが多いためです。これらの複雑なシステムに対して意味のあるシミュレーションを実現するには、新しいアイデアに基づく代替戦略が間違いなく必要です。そのため、私たちは、これまで化学工学における輸送現象の解析には主に経験的手法が使用されていましたが、いくつかの理論的アプローチの最近の進歩を利用して、化学工学に役立つ独自の新しい方法論を開発することを目指しています。
- コロイド分散系の直接数値シミュレーション(DNS)
- ソフトマターのマルチスケールシミュレーション
- 細胞分裂や死を含む生物組織のモデリング
複数の外部組織とのコラボレーションを含む、研究室外のさまざまなプロジェクト
- KAPSEL
KAPSEL は、SPM (Smoothed Particle Method) を使用して、単純および複雑な流体に分散した固体粒子のダイナミクスをシミュレートするために特別に設計されたソフトウェアです。KAPSEL はスタンドアロンのシミュレーターですが、OCTA のアドオンエンジンとしても機能します (以下を参照)。
- Active Matter c2c
自己組織化アクティブマターの物理学のための高度なコアツーコアネットワーク。
物理学における重要な未解決の質問、「局所的にのみ相互作用するアクティブマターシステムが、どのようにしてグローバルな集団運動を創発できるのか」に答えることが、この研究ネットワークの焦点です。さらに、コアノードは相互に国際研究会議を主催し、若手研究者を海外に派遣して、研究スキルと国際化を強化しています。
- Soft Matter Simulations
Soft Matter Simulations 株式会社は、京都大学の研究成果を活用する会社です。
粒子分散系を中心としたソフトマター全般のシミュレーションに関するコンサルティング業務
粒子分散系、ソフトマター全般に関する受託研究、共同研究
粒子分散系向け直接数値シミュレーションソフトウェア「KAPSEL」の販売、カスタマイズ
シミュレーション実行環境、計算リソース(AWS)の提供
粒子分散系、その他ソフトマター全般のシミュレーションに関する教育、運用トレーニング